- こぶん
- I
こぶん【古文】(1)昔の詩文。 文語体で書かれた文章。 また, 高等学校国語科の古典の教材で, 上代から江戸時代までの詩文。(2)古体の漢字。 小篆(シヨウテン)もしくは大篆(ダイテン)以前の文字をいう場合と, 隷書以前の文字をさす場合とがある。→ 今文(3)中国, 前漢末の劉歆(リユウキン)らが重んじた経書のテキスト, およびそのテキストを使用する学派。(4)中国, 南北朝時代から発達した対句尊重の駢文(ベンブン)に対して, 秦漢以前の達意・明快を主とした散文の文体。 唐の韓愈(カンユ)・柳宗元の文体改革運動で提唱された。IIこぶん【子分】(1)人の支配下にあってつき従うもの。 手下。 配下。⇔ 親分「親分~の杯を交わす」(2)実子ではないが, 自分の子供として扱う者。⇔ 親分「町人を頼みその~にして出すなり/浮世草子・一代女 1」(3)利子。 利息。 [日葡]IIIこぶん【股分】〔法〕「持ち分」に同じ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.